ボディカラーは落ち着いた印象のグレーとブラックの2色。レッドやブルーといった原色をまとったルーテシアを多く見てきた経緯もあって、別のボディと錯覚してしまうほどシックな出で立ちだ。

 内外装を見て、昔からフランス車に注目してきたボクの頭に浮かんだのは、1980年代の後半、ルーテシアの前身、5(サンク)に用意されたバカラだった。バカラはエレガントさに気を配ったモデル。仕立ての内容は異なるものの、上質で品のいい空間が共通している。

ルノー・ルーテシアE-TECHエンジニアードリアビューエンジニアードのボディカラーはグリシストメタリック(写真/グレー)とノワールエトワール(黒)の2色を設定。WLTCモード燃費は輸入車トップの25.2km/L。ボディは取り回し性に優れた全長×全幅×全高4075×1725×1470mm。1310kgの車重はアルカナE-TECH比160kg軽い。E-TECHの特性上、スタートは必ずモーターが担当する。走りは俊敏な印象
ルノー・ルーテシアE-TECHエンジニアードインパネインパネはチタニウムカラーの差し色を各部に配した精悍なイメージ。7インチセンターディスプレイはスマホのミラーリンク機能付き。エンジニアードはBOSEサウンドシステム標準
ルノー・ルーテシアE-TECHエンジニアード前席シートはファブリックとレザーを組み合わせた専用タイプ。乗り心地は高速域になるほどフラットに変化するルノーならではの味わい。快適性に優れる
ルノー・ルーテシアE-TECHエンジニアードリアシート
ルノー・ルーテシアE-TECHエンジニアード荷室ラゲッジスペースはクラ ス標準レベル。後席シートバックは6対4分割タイプ