写真:創価学会Photo:PIXTA

創価学会の第3代会長を務めた池田大作氏が亡くなった。偉大なるカリスマなき後の創価学会はどうすべきなのか。(イトモス研究所所長 小倉健一)

病弱で死にそうだったときに
創価学会の勧誘を受けて…

 創価学会員をいまいち信用できない自分がいる。そのことはつまり、創価学会にとっての正義が、信徒以外の相手の正義とは違うことがある点に尽きる。

 15年以上前の話だが、私が病弱で死にそうだったときに、創価学会員から入会の勧誘を受け、正直、違和感しかなかった。しかし、死にそうなときには人間、宗教を求めるのもよく分かるし、勧誘した側は私を救おうとしてくれたのだと思う。

 創価学会員には、創価学会に救われたと感じた人も多い。インスタグラムの創価学会公式チャンネルに登場したシャンソン歌手の美雲氏もその一人のようだ。公式チャンネルが紹介する動画(2020年8月28日)で、次のように語っている。