世界のスマートフォン市場にようやく明るい兆しが見えてきた。米国の制裁措置によって競争から締め出されていた華為技術(ファーウェイ)をはじめ、中国の携帯電話メーカーが再び参入しつつあるのだ。  このことは、北米に次いで中国での売上高が大きいアップルに厄介な見通しをもたらす。ファーウェイの競合企業で20日に7-9月期(第3四半期)決算を発表した小米(シャオミ)もまた、アップルの主要な収益源である「プレミアムセグメント」で新たな攻勢をかけている。  米調査会社IDCによると、世界のスマホ出荷台数は2022年に11%減少した後、過去10年間で最低水準にある。