ディー・エヌ・エー出身の赤川氏は当事者の1人としてその時代を経験しており、ライブゲーミングの市場を作っていく上でも同じような取り組みが必要だと考え、社内でオリジナルゲームの開発に取り組んできたという。

またオリジナルゲームの開発と並行して力を入れてきたのが、ゲーム会社との連携による「既存ゲームのライブゲーミング化」だ。

既存のゲームとMirrativが連携することで実況ニーズに対応し、ゲームの売上や継続率の向上に繋がる事例が増加。冒頭でも触れたように、2021年12月には共同で取り組みを実施するスマホゲームタイトルが75本にまで拡大している。

今後ミラティブではライブゲーミングに大規模な投資を行い、取り組みを加速させていく計画。ゼロからライブゲーミングに最適化したタイトルを生み出すという観点では、先行開発パートナーを募集し、エモモバトルドロップに続くタイトルを協同開発していくことを目指す。将来的には外部の開発者が独自でMirrativと連携したゲームを作れるように、API(アプリケーション・プログラム・インターフェース)やSDK(ソフトウェア開発キット)のオープン化にも取り組む予定だ。

また他社との連携による既存タイトルのライブゲーム連携も引き続き進めていくという。