自分の場合は「女子大生なのにプログラミング」、「女子大生なのに起業家」というのが、PRしやすい要素だと考えました。それで、Twitterのプロフィールにそのように書き込んだり、ツイートの内容をそのテーマに寄せていったりしたんです。フォロワーは徐々に増えていきました。

──自分のTwitterアカウントに、興味をもってもらうためのテクニックですね。ほかに、Twitterでの成功体験があれば教えてください。

Twitterの固定ツイートに貼ってある動画ですね。この動画が自分の仕事の幅を広げるのにも、会社の実績を上げるのにも大きく役立ちました。現在(2022年3月時点)、約60万回再生されています。

起業1年後の2018年に投稿したものですが、実はこれ、私の結婚式用につくったものなんです。Adobeの「Premiere Pro」を使って、自分で制作しました。

当初から話題になり、この動画経由でSHElikesに入会される方がとても多くなりましたね。

──プライベート用の動画が、どうしてビジネスにつながったんでしょうか。

岡崎体育さんの歌をパロディーにした動画の内容が、多くの方に「見ていて面白い」と思っていただけたようです。そこをフックに、私のプロフィールをタップしていただいた率が非常に高かったです。

そして、「この動画をつくったひとが経営している会社って、どんな会社なんだろう?」と、SHElikesへの流入がありました。

SHElikesでは「女性のライフ&キャリアスクール」を事業の柱としていますが、女性のキャリアにとって、結婚や出産は切っても切り離せない関係です。ですから、私自身のライフイベントに関する投稿にも、注目が集まったのだと思います。

この動画をきっかけに、「ライフイベントと経営の両立」といった文脈で取材を受けたり、イベントに登壇したりする機会がふえました。実は、出産のときもnoteを書いたんですよ。

私は基本的に、プライベートとビジネスを切りわけて考えていません。 キャリアが断絶されるきっかけともとらえられがちな出産などのライフイベントも、仕事との相互作用でよりよい体験にしていけると思っているからです。よい相互作用を生みだす方法を考えながら、いつも発信するようにしていますね。

「自分の人生のすべてを、コンテンツとしてとらえる」というのが、私のモットーです。

TwitterでUGCを生む

──現在はどのようにTwitterをビジネス活用されていますか。