実際に独立後はMBOやスピンアウトに関する相談は増えているとのこと。現時点では詳細を明かせる段階ではないとした上で、新ファンドの最初の投資先が上場企業からのスピンアウト企業になる予定だと説明した。

「今後は日本でも大企業や上場企業からのMBOが増えていくと考えています。私自身もMBOをするにあたって、経験者の方からいただいた助言が力にもなりました。(MBOにおいては)両者の間で価値の差分があることが多いので、丁寧に交渉しながら条件を決めていったり、場合によっては人の感情のねじれや嫉妬なども乗り越えていかなければなりません。今回のファンドでは『MBOやスピンアウト案件のアシスト役になっていく』ということを1つのテーマとして意識しながら取り組んでいきます」(宮宗氏)