Meta COOのシェリル・サンドバーグ氏が退任へ

Meta COOのシェリル・サンドバーグ氏
Meta COOのシェリル・サンドバーグ氏 Metaのプレスキットより

MetaのCOOを務めるシェリル・サンドバーグ氏は6月1日、今秋にも退任することをSNS「Facebook」への投稿で明らかにした。取締役会には留まるが、今後は自身の財団の活動と慈善活動に専念し、家族と過ごす時間を増やす予定だという。

サンドバーグ氏は2008年にMetaに入社。同社に14年間勤務し、Facebookを巨大な広告事業へと成長させることに貢献。それ以前はGoogleで、グローバルオンラインセールスならびにオペレーション担当のバイスプレジデントを務めていた。

サンドバーグ氏はFacebookへの投稿で「SNSをめぐる議論は、初期の頃とは比べることが不可能なほど変化しました。『常に困難の連続だった』と言ったとしても、それは控えめな表現です。しかし、難しくて当然なのです。私たちのプロダクトは非常に大きな影響力を持ちます。そのため、プライバシーを保護し、人々の安全を守る責任があるのです」と語った。

Meta CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は同日、サンドバーグ氏の後任を現チーフ・グロース・オフィサー(CGO)のハビエル・オリバン氏が務めることを、Facebookへの投稿で明らかにした。オリバン氏もサンドバーグ氏と同様にMetaの古株で、同社に14年以上在籍。Facebookのほか、「Instagram」や「WhatsApp」、「Messenger」といったプロダクトのチームを率いてきた。

クロアチア発電気自動車メーカー・Rimacは5億ユーロ:主な海外資金調達

ポルシェも出資するクロアチア発電気自動車メーカー・Rimacが5億ユーロの資金調達

クロアチアの電気自動車メーカー・Rimacは6月1日、5億ユーロ(約698億円)の資金調達を明かした。SoftBank Vision Fund 2やGoldman Sachs Asset Managementが出資を引き受けた。Rimacには高級自動車メーカーのポルシェも出資しており、ポルシェはRimac株の20%を保有している。

Web3インフラの「InfStones」が6600万ドルの資金調達

Web3開発者向けに「Amazon Web Services」のようなノード管理やAPIを提供する米プラットフォームの「InfStones」は6月1日、6600万ドル(約86億円)の資金調達を発表。SoftBank Vision Fund 2とGGV Capitalがラウンドをリードした。同社は2月にも3300万ドル(約43億円)の資金調達を実施。評価額は明らかにしていないが、今回の調達により「ユニコーン企業の仲間入りは直近だ」としている。

インドネシアのクイックコマース「Astro」が6000万ドルの資金調達

ドイツの「Gorillas」やトルコの「Getir」といったデリバリー領域のスタートアップによる大規模なレイオフが続々と報じられているが、インドネシアのクイックコマース「Astro」は好調のようだ。シンガポールのメディア『DealStreetAsia』によると、Astroは米名門ベンチャーキャピタル(VC)のAccelやヘッジファンドのTiger Global ManagementがリードするシリーズBラウンドで6000万ドル(約78億円)の資金調達を実施。LightspeedやSequoia Capital Indiaといった著名VCもラウンドに参加した。