最近、Robloxは日本のユーザーがすごく増えていて、去年からたぶん倍ぐらいになっています。

──それもやっぱり13歳未満が多いから、言語とか関係なく、直感的に入れるからでしょうね。

直感的にある程度入れるものですし、日本のコンテンツも結構増えているからでしょう。

「デジタルスキンは毎日変えるもの」Fortniteはファッション企業

──なるほど。クリエイターエコノミーのスケールの大きさが皆さんに伝わっているとよいのですが。

オンラインの記事も情報が飛び交っているからこそ、より信頼する人とか、信頼できるエクスパティーズ(専門家の見解)を欲しがる人が増えていますよね。

──自分がブロガーだから、「オンライン上の記事がこんなにあるのに、なんでわざわざ有料で記事買うの?」と思っちゃう側の人間だったんです。クリエイターエコノミー→課金→金儲けって思っちゃう、昭和世代の自分がどうしてもいるんです。けれどもnoteに入社して、noteを利用する方々のモチベーションとか、お金を払う理由を聞き、noteのクリエイターの方からは「仲間内の安全なエリアという壁を作るために課金にしているんです」みたいな話を聞くと、やっぱり違うんですよね。

Robloxも「子どもにやらせて、子どもがお金稼ぐとか」と、つい思っちゃいますけど、今の話を聞くとそうではなくて、普通に友達と何かをやっていて、「ちょっとこれちょうだい」って言ったら「これと交換ね」みたいな行為が、オンライン上で行われているぐらいの感じなんですね。

しかも、どんどん進化していまして、今ではたとえばアメリカでクリスマスプレゼントに何が欲しいか子どもに聞くと、Fortniteの通貨や、Robloxの通貨が欲しいって言い始めるんです。

──現金よりもゲームの通貨のほうが、彼らにとってはよりリアルなマネーということですね。

特にコロナの期間中ですと、どうしても友達とリアルで会えないので、誕生日会とかをRoblox上でやります。そこでは、やっぱり自己表現が重要になってくるので、「デジタルスキン」とかが大事になってくるわけですね。

──面白いですね。うちの次男は「Pokémon UNITE」で遊んでいますが、課金するとスキンとかが変えられるんですよね。いっさい強くならないので、僕からしたらこれにお金を払う意味がわからないんですけど、友達の家に行くときにちょっとおしゃれな服を着ていくっていう感覚なんですよね。

逆にリアルな場ですと、毎日着替えているわけじゃないですか。いまRoblox上でそれと似たようなことが起こり始めています。