この取り組みを進化させるかたちで、ナッジは2022年4月からカードを利用すると、利用金額に応じて、限定のNFT特典がもらえる実証実験「Cashless to Earn」を開始している。を開始している。第一弾ではアーティストの加藤ミリヤ氏が専用のクラブ「MILIYAH NFT Club」を開設。ユーザーはそのクラブを選べば、利用金額に応じて加藤ミリヤ氏が制作した書道作品のNFTをもらうことができる。第二弾では、元プロ野球選手・松井秀喜氏のクラブ「松井55ベースボールファウンデーション」が開設されている。

2021年9月のサービス開始から、提携するクラブ数などを増やしているナッジ。同社は6月14日、各種サービス開発・運用体制の一層の強化とともに、「Web3時代のチャレンジャーバンク」を目指すべく、シリーズAラウンドの資金調達を実施したことを発表した。金額は非公表。引受先となったのは、リード投資家のOne Capitalのほか、Mind Fund Group、既存投資家のInsignia Venture Partners、Spiral Capital、Headline Asia、DG Daiwa Ventures、FINOLAB FUND、および創業者の沖田貴史氏だ。今回の調達により、ナッジの累計調達額は25億円超となった。

今回調達した資金をもとに、人員・組織・体制のさらなる強化を目指していくという。また、ナッジが「クラブ」と呼ぶ提携先とのマーケティング連携も強化。各クラブの潜在・顕在ファンに対して、サービスの浸透を図り、クラブのファンエンゲージメントの強化および収益多様化に関して、貢献を目指していくという。

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pickupon、総額2.4億円の資金調達を実施

AIが電話で話した内容のサマリーをテキスト×音声で作成し、自動入力・共有してくれるサービス「pickupon(ピクポン)」を提供するpickuponは6月15日、マネックスベンチャーズ、コロプラネクスト、セゾン・ベンチャーズ、CARTA VENTURES、既存投資家のサイバーエージェント・キャピタル、East Ventures、MIRAISE、大冨智弘氏からの第三者割当増資および融資を合わせて総額2.4億円の資金調達を実施したことを発表した。

カンム、新サービス「Pool」をリリース

アプリから誰でもすぐに発行できるVisaプリペイドカード「バンドルカード」を提供するカンムは6月15日、手元の資産形成に活用できるクレジットカード「Pool」を新たにリリースしたことを発表した。Poolは、年利1%のリターンを期待できる投資と、投資したお金をいつでもECやお店で使えるVisaのクレジットカードがセットになった新しい投資サービスだという。