2つ目は、複数のSaaSを同時に成長させることについてです。日本で複数のSaaSを展開している企業は、freeeやマネーフォワードのようにブランドを統一している場合と、ラクスやプラスアルファ・コンサルティングのようにブランドを統一していない場合があります。ヌーラボの場合、ブランドを統一せずに各サービスごとに伸ばしており、投資が分散してしまうようにも見えるものの、次の柱をどこに置いて成長させていくのか、関心があります。
![今後の成長戦略② 出典:事業計画及び成長可能性に関する事項](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/-/img_44eac49cd77ff1f03606785f26d81570322576.png)
3つ目は、海外への展開です。コラボレーションツールは他のバックオフィスやマーケティングのSaaSと比較して、海外製が多い印象ですが、逆に言うとグローバルな展開がしやすいのではないかという仮説があります。実際、Cacooは報道を見る限り海外比率が高く、すでに海外に拠点も持っているので、今後の海外への展開も期待したいところです。