誰もがスモールデータを用いて、将来の予測や次の一手を推測できるようにしたい──そんな思いのもと、開発されたのが前述したdatagustoだ。

 

datagustoは、誰もがAIを使った予測をできるようにするためのツール。例えば、「最適な架電時間を知りたい」「明日の来客数を知りたい」といったユーザーの知りたいことに一致したレシピに示された必要データを入力するだけで、分析による将来予測から最適なアクションを発見することができる。また、知りたいことに合うレシピがない場合でも、ナビゲーション機能をもとにニーズに適したAIを開発することも可能だ。

そのほか、「自分が今週空いてる曜日、時間帯」を条件として設定すればテレアポで担当者にもっとも繋がりやすい時間を予測してくれるようなシミュレーション機能や、メール・Slackなどを通じて作成したAIを共有できる機能なども有している。

利用料金は分析ユーザーが3人までの場合は、3カ月で9万8000円(税込)。20人までの場合は年額60万円(税込)に初期費用10万円がかかる。

「AIの民主化」を掲げるdatagusto。今後はさらなるレシピの開発のほか、クラウドデータウェアハウス系サービス、クラウドストレージ系サービスを中心に連携先サービスの拡大に取り組んでいく予定。サービス上での自動データ加工機能を提供することで、誰もが次の一手の発見までを簡単にできる状態を目指していくとのことだ。