コンサルティング企業のプロネッドが東証1部に上場している2168社を対象に調査した結果、2020年7月時点で女性取締役の割合はわずか7%にとどまる。OECD(経済協力開発機構)によれば、2017年時点で上場企業の女性役員の割合がフランスが43%、英国が27%、米国が22%であることを踏まえると、世界から遅れをとっていると言わざるを得ない。

 

そうした中、企業の女性役員比率を向上させるサービスが登場した。スタートアップスタジオを運営するXTechの子会社「XTalent(クロスタレント)」は10月1日、IT業界の最前線で実績をあげた優秀な女性リーダーを社外取締役・アドバイザーとして紹介するサービス「withwork executive(ウィズワーク エグゼクティブ)」をリリースした。

時短ママから「働くパパ・ママ向け」にリニューアル

XTalentの創業は2019年7月。代表取締役の上原達也氏はSpeeeを経て、JapanTaxiに入社。事業開発を担当した後、XTalentを立ち上げた。

また、執行役員の松栄友希氏はリブセンスでエンジニア向け競争入札型転職サイト「転職ドラフト」の立ち上げを担当し、2019年9月にXTalentに入社した。上原氏、松栄氏はともに2人の子どもを育てるパパとママでもある。その2人が、第一弾の事業として立ち上げたのが、働くパパ・ママ向けのハイクラス転職サービス「withwork(ウィズワーク)」だ。

withworkは働くママ・パパ向けに、フレックスタイムやリモートワーク、時短など柔軟な働き方を採用している成長企業を紹介する人材紹介サービス。希望する働き方や給与体系、すでに在籍するパパ・ママの勤務状況など、“求人票には書かれていない”情報をXTalentが調査した上で、最適な求人とのマッチングを行う。

具体的な使用の流れは LINE友だち追加した後、アンケートに回答。その内容や求人の有無をもとに必要に応じて面談を実施し、マッチする求人が出たら連絡が来る。求職者の希望に応じてオンライン完結型でコーディネートされるのが大きな特徴だ。

もともとは優秀な“時短ママ”と成長企業つなぐ転職サービスとしてスタートしたが、リリース後に企業側のニーズを見て広告クリエイティブやランディングページ(LP)をハイクラス向け(最初は年収400万〜のイメージでスタートしていた)に調整。

また、2020年2月にパパ向けの集客をトライアルで開始したところ、想像以上に獲得のペースが良く、パパ向けの求人にも力を入れていくことになった。