全然強制ではないですよ(笑)。入社するときに写真を送るとイラストがもらえるのですが、それをLinkedInやTwitterのアイコンにしないといけないというルールは全くないです。
私は自分のイラストを見たときに、キュートでクールだな、と思いました。「実際の自分と比較してイラストは随分と可愛らしい感じになったな」というのが第一印象でしたが、妻が「良い感じ」と言っていたこともあり、色々なSNSのアイコンに使っています。
私はイラスト自体がNotionのこだわっている世界観を体現していると感じています。日本第1号社員だったので、その世界観を伝えていく意図もあり、SNSのアイコンはイラストで統一しています。イラストはすべて当社のデザイナーたちが描いています。
多くのユーザーから「自分のキャラクターもほしい」と言われるので、何か対応を考える必要があるかもしれません。このイラストを使っているだけで、テック界隈の人たちからは「Notionの人だ」と認識されるので、嬉しく思っています。
──Notion Labsの日本第1号社員として何を担当されているのでしょうか。
基本的には営業とマーケティングが主な仕事の範囲です。ですが、日本には私1人しかいないため、ビジネスオペレーション全般を担当している状況です。
日本はNotion Labsにとって、とても重要な市場です。米国以外で営業担当を雇ったのは日本が初めてで、それが私です。Notionは英語のプロダクトなのに、日本にはすでに多くのユーザーがいて、コミュニティーも活発です。
日本において、Notionは個人だけではなく、あらゆる規模の企業において使われています。スタートアップであれば、全社でNotionを活用していることが多い。数万人規模のエンタープライズですと、社内の一部のチームが使っているといった状況です。
すでにユーザーが多いこと、そしてエンタープライズ向けのプロダクトにとって非常に大きな市場があること。この2つの理由から、日本はNotion Labsにとって重要な国なのです。加えて、アイバンは日本が好きです。京都の文化から多大な影響を受けていますしね。
新しくて品質が良いものが好きな人たちが多い国なので、我々は日本に高いポテンシャルを感じています。
──日本での今後のビジネスプランを教えてください。
ビジネスプランについては、2つの事項に特化して注力していきます。1つ目はローカリゼーション。2021年中にNotionを日本語化しようと考えています。