クレカのタッチ決済本格化で
還元率競争も

 交通機関の乗車に、クレジットカードのタッチ決済を導入する交通機関が増えている。2024年内に予定されているのは、東京メトロ、京王電鉄、名古屋鉄道、近畿日本鉄道、阪神電車、阪急電鉄などの路線(実証実験を含む。一部駅の場合あり)。東京ではすでに東急電鉄が導入済みだ。

 最初の狙いは、Suicaなどの交通系ICカードを利用していない訪日客の利便性を上げるためだったが、高額決済がメインのクレジットカードを日常の少額決済にも使ってほしいというカード会社らの思惑もある。そのため、クレカのタッチ決済によるポイント還元やキャッシュバック率を上げるキャンペーンを随時行ってきており、この流れは当分続くのではないか。

 ポイントの高還元というとスマホ決済の独壇場だったが、大盤振る舞いは一段落しつつあり、じわじわクレジットカードが逆襲に転じている。日々の公共交通機関での移動にクレカが使われるようになると、こちらのポイント加算が注目されていくのではないか。

 来年のポイント業界の動きをざっと見てきたが、まずは1月の新NISA、さらに春に大きな動きが立て続けに起きそうだ。ポイント勢力図が大きく変わるのか、それとも従来勢力が迎え撃つのか。どちらにしろ、キャンペーン合戦になることは間違いないだろう。

 我々ユーザーは、大きなキャンペーンに浮足立つことなく、メリットをしっかり見極めたい。