龍神は、こんな人を
喜んで後押しする

 龍神が人間と協働する時に重視するのは、「その人が世の中にどれだけ影響力を与えられるか」です。
 究極的には、彼らは私たちに「自分の力を使って社会貢献してほしい」と望んでいます。

 ただし、大きなプロジェクトを動かしたり、手広くビジネスしたりすることだけが世の中への貢献ではありません。どんな職種であっても、規模の小さなものでも、仕事をしていれば何らかの影響を社会に与えていることになります。

 ですから、今、何らかの仕事をしているというだけで、その人には龍神の後押しを受ける可能性があります。

 龍神から見れば、まったく社会活動をしていない人を一から育てるより、すでに何らかの形で働いている人の意識を変え、仕事に生き生きと取り組んでもらうほうが大きな成果を出すことができるからです。

自分を生かす
意欲さえあればいい

 もちろん、仕事をしている人だけが龍神の後押しを得られるというわけではありません。一人の社会人として、活躍できる場所はどんな場面にもあります。

 これから就職や起業をしたい人は、「成長したい、結果を残したい」という意欲さえあれば龍神は喜んで後押しします。

 たとえ今、体調を崩して療養中だったとしても問題ありません。
「自分の価値を誰かに提供したい」と望めば、龍神はその人が健康を取り戻してもう一度能力を生かすポジションにつけるよう、全力で取り計らってくれます。

 専業主婦の方も龍神は喜んで手助けしてくれます。

 家庭には、未来の社会を担う人材である子育てや家族のサポートといった大切な役割があるのですから。

 最も大きな社会貢献は、「今いる場所で、自分を最大限に生かして、周囲の役に立つこと」です。

 どんな立場、どんな状況にいようとも、「自分の力を発揮したい」と望みさえすれば、龍神はいつでも力を貸してくれるのです。

大杉日香理(おおすぎ・ひかり)
神社風土史家、作家、ビジネスコーチ
海外出版含め、著作は累計40万部。子どもの頃から日本史に興味を持ち、全国各地で参拝した神社は延べ2万社となる。その経験を生かし、神社風土史を提唱。神社で行うアクティブラーニングである『神旅®』はこれまでに1万名以上を動員。神社風土史を通じて、個人の可能性の発掘と社会での生かし方を伝えている。天皇陛下の即位関連の儀式と連動した「『天皇陛下即位礼正殿の儀』特別体験型参拝」を神田明神と共同開催。また船橋市での起業セミナーでは歴史と経営の重要性を講演。衆議院会館にて選挙に勝つ神棚講座も開催し、先人の知恵を独自の視点で伝え続ける。

※本稿は、大杉日香理・著『龍神とつながる強運人生』(ダイヤモンド社)より再構成したものです。