ポイントは眉の「黄金バランス」
老けて見える眉の「アホ毛」処理を

 顔には、絶対的に美しく見える「黄金バランス」があります。眉の「黄金バランス」で見るのは、眉頭・眉山・眉尻の3点の位置。眉頭は目頭の上~やや内側。眉山は黒目のやや外側。眉尻は小鼻と目尻をつなげた延長線上。眉尻は長めにとると顔の余白が埋まり、小顔効果も期待できます。

 また、眉頭は青々しくなりやすいため、剃る・抜くなどの手入れをしすぎないのが賢明。眉の手入れに慣れておらず、どこをどう整えるかわからない人も、これを基準にすれば不自然な仕上がりは回避できます。

イケ眉づくりのチェックポイントイケ眉づくりのチェックポイント 画像本書より 拡大画像表示

 注意したいのは、眉の手入れをするときに、眉だけを見て全体を見ないこと。顔全体が見える位置まで鏡から離れ、「黄金バランス」になっているかどうかを確認しましょう。

 眉からぴょんと抜け出す長い「アホ毛」は、老化のサイン。毛が育ち、抜け落ちるまでの「毛周期」が加齢とともに乱れてくるために、1本だけ長い毛が発生する、というメカニズムです。おじいさんの眉に長い毛が見られるのはそのため。

 髪の分け目にぴょんぴょんと散らかる「アホ毛」があると清潔感が半減しますが眉の「アホ毛」はそれ以上に印象をダウンさせる原因になります。身だしなみに気を配っていないというイメージに加え、おじいさん感もでてしまう。

 特に眉は人の目に留まりやすいので、「アホ毛」1本がもたらすインパクトはばかになりません。シェーバーで長さをそろえるなどして、老けて見える眉の「アホ毛」はしっかり処理を。

 濃すぎる眉については、毛量を調整しようと短くカットしたら、ジョリジョリ感がかえって目立ってしまいがち。濃い眉は男らしさの象徴なのに、適切な手入れができず、そんなもったいない状態になっている濃い眉メンズはすくなくありません。そんな方は、眉の「間引き」のテクニックを試してみてください。

 歯間ブラシを眉の毛流れに逆らって入れます。ブラシからはみ出ている毛に、眉バサミの先を縦に入れてカットし、毛量を減らして。この方法なら、毛の長さがバラバラになるので、不自然にならずにおさまるのです。

 これだけでは毛流れのコントロールが難しい剛毛は、ヘア用クリームを少量つけて毛束をまとめて間引きするという方法もあります。