化学系学科の偏差値は10年間でどのように推移したのか。ダイヤモンド編集部ではベネッセコーポレーションの協力により、化学系学科の偏差値について10年間の推移が分かる早見表を作成した。特集『新・理系エリート』(全59回)の#32では、全国49学科の偏差値リストを大公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
全国の化学系49学科
10年間の偏差値推移を大公開
理学系の学部は、数学系、物理学系、化学系、生物学系、地球科学系、情報科学系、総合理学系などの学科で構成されている。#32で取り上げるのは化学系だ。
ダイヤモンド編集部ではベネッセコーポレーションの協力により、化学系学科の偏差値について10年間の推移をリスト化した。首都圏にある四つの理工系私立大学をくくった「東京4理工」(芝浦工業大学、東京都市大学、東京電機大学、工学院大学)の一つである工学院大は、前回の物理系学科(本特集#31『「東京4理工」の一角、工学院大が偏差値爆上がりを遂げた理由【物理学系53学科】10年間の偏差値推移を大公開』参照)と同様に、化学系学科でも偏差値が爆上がりしている。
前回取り上げた理由とは別にもう一つ、爆上がりの理由がある。次ページでは、それを明らかにするとともに、化学系の全国49学科について、10年間の推移が分かる早見表を大公開する。