新・理系エリート#57Photo:PIXTA

医学部の偏差値は42年間でどのように推移したのか。ダイヤモンド編集部ではベネッセコーポレーションの協力により、医学部の偏差値について42年間の推移が分かる早見表を作成した。特集『新・理系エリート』(全59回)の#57では、全国81学部の偏差値リストを大公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

全国の81医学部
42年間の偏差値推移を大公開

 理系の学部には、理学系、工学系、農・水産学系、医学系、歯学系、薬学系などがある。#57で取り上げるのは医学部だ。

 医学部は理系学部の中で、実質倍率(受験者数÷合格者数)が断トツで高い。医学部はもともと、医師一族の子供で難関中高一貫校に通うような超エリートが受験層の中心だ。司法制度改革で弁護士がだぶついたり、経営が傾く名門企業が相次いだりしたことで、安定して高収入が得られる職として医師ルートに、日本の学力トップ層が一極集中のごとく押し寄せた。

 ダイヤモンド編集部ではベネッセコーポレーションの協力により、医学部の偏差値について42年間の推移が分かる早見表を作成。親世代はもっと入りやすかった私立大学医学部の偏差値もつり上がっていることが分かる。次ページでは、全国81学部の偏差値リストを大公開する。