・ドライフルーツや干し芋

 干しぶどうをはじめドライフルーツは、甘味が凝縮していておいしいのですが、乾燥するときに水分量が減って栄養素が凝縮されるため、カロリーと糖質がかなり高めです。

 フタつきの入れ物に入れて口寂しいときにたびたびつまんでいる方もいるようですが、体型の面からも健康の面からも、カロリーと糖質のとりすぎになるので注意が必要です。

・果汁100%ジュース

 冷蔵庫に必ず果汁100%のジュースが入っているご家庭も、少々心配です。たとえばオレンジジュースの場合、コップ1杯(200g)のカロリーは184kcalもあります。同様にりんごジュースもカロリーは188kcalあります。甘い清涼飲料水より健康的と思って毎日1~2杯飲んでいる方もいますが、これでは太りやすくなるばかりです。

・特大サイズのバター、ごま油、オリーブオイル

 これは改めて解説する必要はないと思いますが、特大サイズを常備しているということは、それだけ消費が早いということ。日頃から脂質をとりすぎている可能性が高いです。また、特大サイズを買ってしまうと量を気にせずどんどん使ってしまう傾向があるので、普通サイズか小さめのサイズを購入するようにしましょう。

食事中に箸を置かずに食べると、早食い、ドカ食いを招く

 ここでひとつ質問です。あなたは、食事中、箸置きに箸を置くことはありますか。

 それとも、食べはじめたら食べ終わるそのときまで箸を手にしたままでしょうか。

 食事中に手にした箸を持ったままの人は、実は太りやすい傾向にあります。実際、太っている人と食事をすると、手から箸を一瞬たりとも離さず、一気に食べてしまうことが少なくありません。当然、早食いやドカ食いになりがちです。

 ついつい食べすぎてしまいがちで、なかなかやせられない人は、食事の時間が短いことが多く、満腹中枢が満腹サインを出す前にどんどん食べてしまいます。満腹感が得られないうちに食事が終わってしまうため、おかわりをしたり、食後もだらだらと間食をしたりしてしまうのです。