誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
アナタが求めていることは?
今日はいつもとちょっと雰囲気が違いますが、アナタが求めているのは、刺激なのか、安らぎなのかというお話をしたいと思います。
アテクシは40代ですが、若い頃に比べて、いまの価値観や求めることについて考えさせられたんです。
若い頃は遠出していろんな経験を楽しむことが好きで、1人旅をすることもよくありました。
自分が求めていることを認識する
ところが最近では、1人旅にあまり魅力を感じなくなりました。それはなぜかと考えたとき、自分自身が変化したことに気づいたんですね。
以前は遠くに旅をして未知の場所に足を踏み入れる刺激に喜びを感じたのですが、いまは近くの公園を散歩するだけでも、素敵な人と過ごす時間の安らぎのほうに価値を感じるようになりました。
この変化を通じて、刺激を求めているのか、安らぎを求めているのか、自分が求めていることを認識することが大切だと感じました。
時間の浪費にならないように
他人が楽しいということが、自分にとっても楽しいとは限りません。
刺激を求める人にとっては1人旅が楽しいかもしれませんが、安らぎを求める人にとっては、のんびりとしたひとときが幸せかもしれません。
失敗を通じて経験を得ることも重要ですが、自分に合わない経験を無理に続けることは時間の浪費になりかねません。
他人に合わせるより自分と向き合う
時間はお金と違って増やすことはできませんから、自分の欲求と行動が合致しているかどうかを考えることが大切です。
自分が求めていることは、いったいなんなのかを理解して、その要求に合わせてプランを変えていくことで、より充実した時間を過ごすことができます。
無理に他人に合わせるよりも、自分と向き合うことで理想の時間を見つけていくようにしましょう。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。