とくに「腎経」を刺激するのがオススメです

自力整体でおこなうのはおもに、経絡(「気」が流れる川のようなもの)の刺激です。関節や筋肉をゆらしたり、指圧したりすることで、「気・血・水」の詰まりをとります。その結果、血液やリンパの詰まりがとれて、血行がよくなり、「気」がめぐるというわけです。

とくに老け込んできたなと感じてきたら、経絡の1つ「腎経」(下の図)を刺激するワークがオススメです。「腎経」の滞りを解消すれば体中に「気」がめぐり、腰痛、毛髪の弱り、脱毛、白髪、老化、骨粗鬆症、冷え、むくみ、不妊などの改善に役立ちます。

◎腎経
足裏から始まり、上にのぼる。骨との関わりも深い。過剰な水分を排泄するはたらきもある
腎経の滞りで出やすい症状:腰痛、毛髪の弱り、脱毛、白髪、老化、骨粗鬆症、冷え、むくみ、不妊など

【整体プロが指南】こんな人は老け込みやすい?「今すぐやめるべき3つの習慣」(※画像は『すぐできる自力整体』より)

では「腎経」やライン上の足裏にある「湧泉のツボ」を刺激して、「気」を活性化するワークを紹介しましょう。

「腎経」をほぐして若さを取り戻し、冷え・むくみも解消!「湧泉のツボ押し」のワーク

次のワークは「腎経」のラインにある「湧泉のツボ」を刺激して、不要な水分をデトックス、冷え、むくみをとります。

【整体プロが指南】こんな人は老け込みやすい?「今すぐやめるべき3つの習慣」※画像は『すごい自力整体』より

◎「湧泉のツボ押し」のワーク
(※上の画像を見ながらおこないましょう)

■「湧泉のツボ」はココ
足の指をグーの状態にしたとき、くぼんだ中央に位置する。足の冷えのほか、不眠症、疲労回復にも有効。

【手順1】
◆座ったら、右の足裏にある「湧泉のツボ」を、左のかかとで踏む。
◆両手を後ろについて、お尻を10cmほど持ち上げて、右足裏の「湧泉のツボ」へ体重をかける

※下になったほうの指先と、上になったほうの指先を、同じ方向に向けると圧がかかりやすい
【手順2】
◆ほぐれを感じたら、反対側の足もおこなう。

時間に余裕のある時は、『すぐできる自力整体』で紹介している「驚くほどほぐれる4つのコース」(QRコードからスマホで視聴できる動画つき)も、まんべんなく「気」の詰まりをほぐすのでオススメです。

『すぐできる自力整体』では、この他にも、整体プロの技法を使って、コリや痛み、ゆがみを解消するワークを多数掲載しています(★35分の動画も収録)。