「緊急でない重要な仕事」に目を向けて

『世界でもっとも影響力のあるアメリカ人25人』のひとりに選ばれた経営コンサルタントのスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』は、ビジネス書などではとても有名ですよね。そこで主張されているのは「長期的な成果にとって重要なタスクから先にスケジューリングする」ということです。

 彼は「緊急でない重要な仕事が疎かになっている人が多い」と指摘します。耳が痛い限りですね。多くの人が優先するのは「緊急性」。一方で、前述したABCDE手法のように、「そのタスクを今、自分が取り組むべきか」という判断はなされないことがあるのではないでしょうか。

「緊急で重要なタスク」「重要でないが簡単なタスク」を人は優先的におこないがちですが、緊急ではないけれど重要なタスクのために時間を作ることが難しい。

「緊急ではないけれど重要なタスク」とは、まさにダイエットです。この問題は、やはりダイエットを「週が始まったら優先的に配置するタスク」としてスケジューリングしてしまうことで解決できます。