指をさすビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

どんな業種・職種にも必要とされる「人間力」を高めるためには、7つの習慣を身に付ける必要があると筆者はいう。歯科医師でありながら、独自の成功哲学を基にした書籍で著者累計130万部を達成したベストセラー作家の筆者が最重要視する「人間力」の中身とは。※本稿は、井上裕之著『一流の人間力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

価値ある人生を生きるために
身につけるべき7つの習慣

 限られた時間のなかで、効率を重視することは大切です。細かなスキルを身につけていくことも、ビジネスでは必要でしょう。ですが、私自身は、その前に高めてほしい、もっと大切なものがあると考えています。それが、「人間力」です。

 私が考える人間力とは、「社会で価値ある人生を生きるための総合力」のことです。人間力を高めるためには、みなさんがもともと持っている力を伸ばす必要があります。そのために有効なのは、次の7つの習慣を身につけることです。

(1)「素直さ」の習慣
 7つの習慣の中で最も大切なのが、この「素直さの習慣」です。人と接するとき、何かを学ぶとき、人の話を素直に受け入れられていますか?気持ちを素直に表現することができますか?

 せっかく、いい話を聞いても、素直にならないと、受け入れられないので損をします。上司や先輩、信頼している人の意見や教えは、絶対に違うと確信が持てるとき以外は、まずは、素直に聞いて行動に移してみる。素直に聞いていれば、上司や先輩から引き上げてもらえます。

 また、年下の人の意見にも耳を傾け、取り入れたほうがいいと思うところは、取り入れていく。すると、人生は豊かになっていきます。多様化している現代は、一つのものさしではなく、いくつものものさしで考える必要があります。

 自分の考え方に固執してしまうと、生きづらくなってしまいます。かといって、自分の気持ちに蓋をして、人の意見ばかりを聞いていては、自分がなくなってしまいます。だからこそ、いまの時代、人間力を高めるために「素直さ」が大切なのです。

(2)「学び」の習慣
「学び」は成長に欠かせないキーワードです。いつも謙虚な気持ちで学ぶ姿勢をもち続けると成長できますし、真摯な学びの姿勢は信頼感にもつながります。もし、その道のプロである「先生」から学ぶのであれば、教えてもらったことは、すべて自分の中に取り入れる。それこそが学びです。

 ここにも素直さが必要です。「先生はそう言うけれど、本当なの?」と最初から疑っていては、身につきません。教えてもらったことは素直にいったん受け入れる。そのうえで、疑問があれば、質問をする。そのほうが学習効果は高まります。

(3)「自責」の習慣
「どんなことも自分に関わりがある」「すべてのことは自分によって起こされた」と考えるのが「自責」です。自分にも「関わりがある」「責任がある」と考えると、自分なりの解決策を探そうとします。自責思考は高い人間性の表れです。