米国の巨大テクノロジー企業は、人工知能(AI)ブームに沸く市場とどう向き合うかという課題を抱える。アマゾン・ドット・コムとメタ・プラットフォームズが示した一つの道は、AI以外の事業を強固に保つということだ。アマゾンとメタが1日の取引終了後に発表した2023年10-12月期決算はいずれも好調だった。両社とも売上高と営業利益が市場のコンセンサス予想を大きく上回り、マイクロソフトとグーグル親会社アルファベットが1月30日に発表した同期間の決算での上振れ幅よりも大きくなった。メタとアマゾンの株価は過去12カ月間ですでに大幅に上昇していたが、決算発表を受けた引け後の時間外取引では一時さらに買われ、それぞれ15%と7%上昇する場面もあった。2日は前日終値比で20.3%高と7.9%高で引けた。
アマゾンとメタ、好決算はAI頼みにあらず
テック5強の中ではアップルの決算は期待外れに終わった
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