最高経営責任者(CEO)という肩書には警告ラベルを貼るべきかもしれない。米再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、2023年の現職CEOの死者数は19人で、2010年以降で最多となった。CEOの退任者数は過去最高の1914人に達したという。これは多くの経営者が感じている、新型コロナウイルス収束後の燃え尽き症候群が一因だと、同社のシニアバイスプレジデントを務めるアンディ・チャレンジャー氏は言う。女性のためのプロフェッショナル・ネットワーク「チーフ」が1月に600人の経営幹部を対象に行った調査では、燃え尽き症候群にならないようにすることが今年の個人的な課題であるとの回答が37%に上った。