仕事を256倍速くするツールを探せ! 第14回 Microsoft365 Copilot(コパイロット)後編

WordやPowerPoint、ExcelといったマイクロソフトのOfficeスイートに生成AIが組み込まれた「Microsoft365 Copilot」。具体的に何ができて、どれくらい使えるモノなのか、実際に試した上での正直なレビューをお届けする。前編はWord、PowerPoint、Excel×Copilotで何ができるかを紹介したが、後編はTeams、Outlook、OneNoteでCopilotを使ってみる。先に一言だけ感想を伝えると、「前回とはかなり違う、使える」という印象だ。(ITライター 柳谷智宣)

Teams、Outlook、OneNoteに
AIが組み込まれたら、何ができる?

 前回は、Microsoft 365のOfficeアプリケーションで生成AIを利用できる「Copilot」(コパイロット)を、Word、Excel、PowerPointで使う方法を紹介した。今回は、その続きとして、Teams、Outlook、OneNoteでCopilotを使ってみる。ただしTeamsのみ、個人向けの「Copilot Pro」では利用できないので注意が必要だ。

 CopilotはChat GPT(有料版)と同じく、OpenAIのGPT-4ベースの生成AIである。

「Microsoft 365 Personal」もしくは「Microsoft 365 Family」を契約していれば、「Copilot Pro」を月額3200円(税込)で利用できる。WordやExcel、PowerPoint、Outlook、OneNoteでCopilotを利用できるようになる。

「Copilot for Microsoft 365」は「Microsoft 365 Business Standard」や「Microsoft 365 Business Premium」を契約しているユーザーが利用できる。月額30ドルからとなっているのだが、筆者が契約する際、どこにも月額プランが見当たらず、年額4万9500円(税込)で契約することになった。月額4125円相当で、その分、「Copilot Pro」で対応するアプリに加え、Teamsでも利用できるようになっているのだ。