試しにやってみて、同世代では
流行っていないことを知る孤独
「BeReal」の読みについて、「正式には『ビリール』」との記載を何カ所かで確認したのだが、App Storeなどの準公式と称すべきサイトでの確認は取れなかった。国内では他に「ビーリアル」という読みが広まっていて、この2つの呼び名が並行して使われているようである。
大まかな特徴は以下である。
・写真の加工ができない。
・1日1回、ランダムな時間で通知が来るので、通知が来たら2分以内に投稿を行うべし。
・その場で撮影した画像を投稿。スマホカメラのシャッターを押すと、内側カメラと外側カメラでそれぞれ同時に撮影が行われ、それらを合わせた画像が投稿される。
・あらかじめ用意しておいた画像は使えない。
・「フォロワー」などの概念がなく、純粋に友人との親交を楽しむ。
・自分が投稿しないと友人知人の投稿は見られない。
・まったくの赤の他人の投稿を見ることはできない(コミュニティでつながっている相手や、「友達の友達」の投稿を見ることができる可能性はある)。
この手の説明は、実際に使ってみれば存外簡単に理解できようとも、文字で伝えようとするほどわけがわからなく感じられるものである。ともあれ、いくつかの点で「従来型のSNSとだいぶ趣向が異なる」という気配を感じてもらえたかもしれない。
なんにせよ、BeRealについての記事を書く以上自分も使っておくべきだろうと考え、また新たなSNSアプリに年甲斐もなくやや胸をときめかせながらインストールし、設定を終え、いざBeRealライフを始めてみたのだが、まずBeRealをやっている知り合いが誰もいないことが発覚した。