アップされた画像の閲覧は先述の通り限定的にしか公開されないが、それをスクショしてインスタに上げるケースもあり、これが行われた途端に全世界にオープンな画像投稿となってしまう。
また、画像の位置情報が初期設定では「公開」になっているので、これをオフにしない限り結構な個人情報が漏れることになる。
そうした実情を伝えた記事がYahoo!に配信されるニュースで公開されると、「Z世代はいかんともしがたい」といった、世代を一くくりに語った簡潔なコメントが多くついたが、Z世代の実情はというと、見る限り大まかに3つのグラデーションがありそうである。配慮なきユーザー、配慮あるユーザー、非ユーザーである。
【参考】東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/736768
若者の中でも
節度やテンションは様々
配慮なきユーザーは、通知がくるとTPO関係なく他人の映り込みも気にせずに撮影を始める。配慮あるユーザーは、TPOをわきまえて映り込みも気にして撮影する。そして非ユーザーは、配慮なきユーザーから被る迷惑行為に憤りを覚えたり辟易したり、といった塩梅である。
なお、あるユーザーは「『2分ルールは絶対』のような印象を与えてくるネット記事が多いが、実際はそんなことはなく、普通に通知から何時間も遅れて投稿する人が自分の周りには多い」と語っていた。利用の実態も世代の中で様々ということであろう。
今後さらにBeRealが流行れば、問題も比例して大きくなっていくであろう。大人もスマホに振り回されることが多々あるので、若者への教導を完璧な立場から行うことは難しいが、配慮なきBeReal利用は取り締まられるべきであり、責任とリスクを知る大人だからこそできる声掛けを、若い世代に伝えていきたい次第である。