AI全盛期の「憧れの職業」とは?“生き残る仕事”には共通の特徴があった!どんな仕事をするにしろ、生成AIが今後ますます影響を及ぼしてくると予想されることは間違いない。そんな時代に生き残るためには(写真はイメージです) Photo:PIXTA

チャットGPTに代表される生成AIは、登場からほんの1年ほどで、ビジネス現場を大きく変革しようとしています。たとえば、人間はそれほど長く働けませんが、生成AIなら、24時間365日、休まずに働いてもまったく問題ありません。生成AIの活用によっては、今後AIに取って代わられる職業や、最悪の場合は消えていく仕事も出てくるでしょう。生成AI時代全盛期に、生き残れる仕事とはどんな仕事でしょうか。田中道昭さんの著書『生成AI時代 あなたの価値を上げる仕事』(青春出版社)から読み解きます。

生成AI後の世界で失われる仕事

 まだ表面にはあまり出てきていませんが、生成AIを活用することで仕事の効率化が進み、さまざまな場面に影響が出始めてきています。生成AIがテキストや画像、音声、ビデオなどを作り出すシステムを考えれば、人間よりもAIのほうが優れた点があることがわかります。

 常に進歩しているのも、AIの大きなメリットです。チャットGPTやバードといった生成AIに、どれほどのデータを学習させているか明らかになってはいませんが、学習させるデータが多くなればなるほど、より精度の高い知識や推論が可能になってきます。データを追加していくことで、常に新しい“モノ”を作り出せるのです。

 いくらデータを追加していっても、結局AIには小説やコミック、絵などのクリエイティブな仕事や創作はできない、と反論する人もいるでしょう。