桜も藤も”たけのこ”も！「北九州」で訪れたい春の恵みてんこ盛りのスポットはここ！

　たけのこ、桜、藤が春の訪れを告げる　写真提供：地球の歩き方書籍編集部

海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「桜も藤も”たけのこ”も！『北九州』で訪れたい春の恵みてんこ盛りのスポットはここ！」です。春はもうそこまで…というわけで、北九州市で春を満喫できるスポットをセレクトしました。全国に知られる合馬（おうま）のたけのこ、城とのコントラストが美しい小倉城の桜、そして世界中から注目を集める藤園などなど、この季節に訪れるべき北九州市の名所をご紹介します。（写真・文／地球の歩き方 北九州市 編集担当 Travel Lab.）

合馬のたけのこはなぜこんなにおいしいの!?

掘りたて、ゆでたての美味しさは格別

　全国有数の竹林面積を誇る北九州市。なかでも全国の高級料亭などでも珍重されている合馬のたけのこは、極上品。香り、味、歯応え、三拍子揃って評価が高いのは、時期を見極めて掘り出し、出荷されるからなのです。地元の人曰く「合馬のたけのこがおいしいのは、まだ土の上に頭を出す前の柔らかいたけのこを探して掘り出しているから。伸びてから掘るのとは風味が全然違うんです。その分掘るのがとっても大変。合馬の生産者の並々ならぬ努力が評価につながっています」。

　合馬へ向かう道路にはたけのこを味わえる食事処やたけのこ掘りを楽しめるたけのこ園、農産物直売所などが点在しています。

合間竹膳の「たけのこ御膳」1500円。煮物やごはんなどたけのこづくし

　たけのこの生産者が営む和食処「合馬竹膳」。旬の時期には掘りたてのフレッシュなたけのこを、刺身や天ぷら、煮物など、バリエーション豊富な料理で楽しませてくれます。産地ならではの新鮮なたけのこを堪能しましょう。人気店なのでシーズン中は行列覚悟。お弁当もあるのでテイクアウトも可能です。また、こちらではシーズン以外も1年中合馬のたけのこを使った料理が味わえます。

旬の時期だけオープンするタケノコ園

　合馬のなかでも最もおいしいとされる麻生地区に位置するたけのこ園。3月中旬（2024年は3月20日予定）～5月上旬のたけのこの時期に開園し、たけのこ掘り体験ができます。たけのこは掘った分だけ買い取るというシステム。初心者でも掘り方を教えてくれるので気軽に挑戦してみては!?　また敷地内にある「合馬茶屋」ではたけのこ料理を提供。春の味覚を存分に楽しんで。