『SPY×FAMILY』作者に聞く「漫画だからできること、アニメではできないこと」公安警察時代はスパイハンターだった勝丸円覚さん Photo by Shinya Morimoto

勝丸 まさに私がいた「警視庁公安部外事課(公安)」は日本の防諜をになっています。監修した『VIVANT』でいうと、阿部寛さん、竜星涼さんが演じていた役になります。情報をたくさん持っている人物や、記者のように様々な人に会える立場の人物などを協力者として獲得しています。

 ただですね、困ったことに人数が足りないんですよ。CIAは支局長の下に部下がごまんといますし、予算もたっぷりある。私が海外の日本大使館に出向していたときは、1人で、予算も限られていて、さらにパスポートの発給業務を兼務しながらだったので、海外の諜報機関の方が任務に集中できる環境が整っているのは間違いないですね。

遠藤 海外で現地の人を雇うこともあるのですか?

勝丸 現地の人に謝礼を払って動いてもらうということはあります。あるいは、情報を持っている人を繋いでもらうとかですね。質の良い情報を持ってくる人、いい働きをしてくれる人を見つけて、育てるというのが公安の腕の見せ所です。