世代によってイメージが異なる~昔は出版社、
今はエンタメコングロマリット「KADOKAWA」
「KADOKAWA」のイメージは、世代により大きく異なる。
詩を朗読する松田優作。悪態をつく涼宮ハルヒ。狭間の地で戦う褪せ人(あせびと)。映画、小説、ゲーム。どれもKADOKAWAの現役事業だ。「メディアミックス」を強みとするKADOKAWAは、多様なエンターテインメントを内包する「エンタメコングロマリット」(複合企業体)でもある。
年間の出版数は5000点以上、アニメのタイトル数は40本以上。「涼宮ハルヒの憂鬱」をはじめ、「Re:ゼロから始める異世界生活」「陰の実力者になりたくて」「わたしの幸せな結婚」など、ヒット作が多数ある。出版数・タイトル数の多さは、学生にとって魅力的だ。
「ラノベやマンガ編集を担当できるかも」
「知的財産(IP)活用に興味がある」
そんな彼女ら(彼ら)をひきつける。だが、大人のあなたは思うのではないだろうか。「出版って斜陽産業ではなかったか?」と。