“25分お時間ください”はなぜ有効?「思わず会いたくなる」メールの書き方 商談などではじめての相手にアポイントを取りたいときは、いきなりダイレクトに電話するのではなく、まずメールで依頼することが多い。その際、「この人に会ってみたいな」と思わせるメールを送ることが大切だ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

うっ、あの、えっと……。「僕自身、駆け出しの頃は、会議に出てもこのように何も爪あとを残せず、先輩にドヤされる毎日でした」と語るのは、『「おもしろい!」と思われる話し方のコツ』の著者、野呂エイシロウ氏。しかし現在は、「おもしろい話し方」を糧に、放送作家や戦略的PRコンサルタントして活躍しています。そこで今回は、「心をつかみ、仕事で結果を出す」コミュニケーションのコツを聞いてみました。中にはヤバい局面を切り抜ける禁じ手も。くれぐれも悪用厳禁です(笑)。

会議で発言できなくても、「メールであとから提案」する

(会議中に緊張して、意見を言いそびれてしまった……)
(参加している面々が偉い人ばかりで、ビビッて何も言えなかった……)

 そんなときは、次回の会議まで持ち越すのではなく、翌日までにこんなメールを会議の参加者に送っておきましょう。

「すみません、会議が終わったあと、こんなことを思いついたんですけど──」

 すると、「これは興味深い案だね」「もう少し詳しく調べてもらえるかな?」などと、何かしらの反応が返ってくるかもしれません。名付けて「アフターメール作戦」です。

 会議で自分から切り込んでいくのがあまり得意でない人でも、アフターメール作戦なら落ち着いて冷静に書けますし、参考資料のデータを添付したり、参考サイトのURLを貼り付けたりすることもできますので、より的確に説明することができます。