たとえ試合に参加できなくても、球拾いをきっちりすることで一目置かれることがあるように、やり方次第で手柄を立てて自分の株を上げることは可能なのです。

「思わず会いたくなる」メールの書き方

(ただの定型文のあいさつだけで、素っ気ないな……)
(どんな用件なのか全然見えないな……)
(メールがムダに長いけど、要領を得ず、読むのが面倒だな……)

 商談などではじめての相手にアポイントを取りたいときは、いきなりダイレクトに電話するのではなく、まずメールで依頼することが多いと思います。

 その際、「この人に会ってみたいな」と思わせるメールを送ることが大切です。

 冒頭のように、相手があなたのメールを見てピンと来なければ、あっさり断られるか、“どうでもいいメール扱い”にされて、ポチッと削除されてしまいます。

「会いたい」と思わせるには、まず実際に話したい内容の要点を簡潔にまとめてメールに書きましょう。

 弊社はこんな事業に取り組んでいる会社です。
 新しく立ち上げる新規事業において、ぜひ御社とご一緒できればと思います。
 25分ほどでかまいませんので、ご相談に乗っていただけますか?

 メールの骨子はこの程度で十分です。

 相手がスマホでメールを見ていることを前提に考えれば、だらだらした文章は迷惑なだけです。

 自分が何者で、会いたい目的が何であるかが、相手に端的に伝わればいいのです。