ビタミンB群が不足すると
疲れやすい体になる

 糖質や脂質をエネルギーに変えるには、ビタミンB群が不可欠です。朝はトーストとコーヒーだけ、昼はうどんやラーメンだけなど炭水化物ばかりの食生活をでは、ビタミンB群が不足して疲れやすい体になってしまいます。

 ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、ナイアシン、B6、B 12、葉酸、パントテン酸、ビオチンの8種類。ビタミンB群は炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素の代謝やエネルギー生成に関わっていて、3大栄養素と“チーム”で働いています。

 ビタミンB群の中でも、特に疲労回復に欠かせないのが「ビタミンB1」です。ビタミンB1は、ご飯やパンなどに多く含まれる糖質が、体内でエネルギーに変わる時に必須の成分です。ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝がスムーズに行われず、エネルギーが作られにくくなるので、疲労につながります。