ビタミンB1の吸収が高まる
食べ物とは?

 ビタミンB1を多く含む食品(1食分当たり)は、次のとおりです。

 ビタミンB1は、水溶性のビタミンなので、調理によって損失しやすい栄養素です。茹でるなど水分を使う調理法はできるだけ避けましょう。

 また、タマネギやニンニク、ニラなどの臭気成分であるアリシンと組み合わせて取ると、吸収が高まり、血液中に長くとどまってくれます。豚肉のニンニクソテーや、豚肉とタマネギ、ニラなどの炒め物などはおすすめのメニューです。

 米ぬかや胚芽部分にも、ビタミンB1は含まれています。精製された白米ではなく、玄米や胚芽米を主食にすることで、エネルギーとなる糖質と代謝に役立つビタミンB1を同時に効率よく摂取できます。疲れやすくなったら、主食を玄米や胚芽米、胚芽パンや全粒粉パンに変えてみましょう。

 疲労は、発熱や痛みと同様に体に何かしら異常があるというサインです。無理を続けると自律神経失調症などを発症することもあるので、日々の食事を見直して、早めの対策で解消していきましょう。