3位は、ディーエスブランドが提供するホームページ作成ソフトの「おりこうブログ」。公開画面に近い「見たまま編集」で直感的に操作することができるため、ITの専門知識がなくても、誰でも簡単にホームページを作成・編集できるのが特徴だ。兼任でサイト運用を担当している場合などには、特に重宝するツールといえる。
「写真の差し込みや文章の編集作業が、非常にしやすい。自身で更新作業が出来て、とても助かる。また、カスタマーサービスでの対応がとても良く、困り事もすぐに対応してくれる」(経営・経営企画職、建設・建築)といった口コミが寄せられている。
さて、昨年度のトレンドを特に反映したのが、初登場にして4位にランクインしたOpenAIが提供する「ChatGPT」だ。人間と対話しているように回答する対話型のAIサービスで、昨年巻き起こった対話型AIブームの火付け役といえる存在だ。
その高い会話精度や対応力から、ビジネスシーンでの普及も一気に加速。プレゼン資料のたたき台や謝罪メールの文章作成、ブレスト相手などさまざまな活用方法が広がっている。
実際、ITレビュー上でも「Excel VBAのプログラミングのサポートに活用」「日本語のニュアンスをくみ取ってくれるので、英文への翻訳に活用」といった利用方法などが口コミされている。
また、昨年は10月にスタートしたインボイス制度も大きな話題となった。経理関係の対応を迫られたことから、会計ツールなどの需要もアップ。そうした動向も反映して、5位にはフリーの「freee会計」がランクインした。知名度の高い製品ではあるが、これがランキング初登場となった。
シンプルで分かりやすいUI/UXで設計されているため、初心者でも簡単に経理業務を行うことが可能。従業員数の少ない中小企業からの評価が高く、主に操作性や機能性に関してのレビューが多い製品だ。
DXブームの到来で、多種多様なITツールが登場している。利用者の生の声を参考にすることで、自身のニーズに合ったITツールを活用していきたいところだ。