2位:「壊れやすいから」が名前の由来じゃないよ「アサフス・コワレフスキー」
「アサフス・コワレフスキー」。つい口に出して呟きたくなる名をもつ彼らは、とても体が壊れやすかったのではないかといわれている。ただし「コワレフスキー」はロシアの生物学者の名前であり、「壊れやすい」こととは無関係。
彼らは体の表面を硬くすることで成功した三葉虫のなかま。特徴的なのは、とても長い「眼柄(がんぺい)」の先についた眼だ。この眼のおかげで、きっと泥にもぐりながらでも周囲を見ることができただろう。
ただし、体の表面が硬いので、この眼柄は曲げたり縮めたりすることができず、折れやすかったに違いない。そのせいか、この長い眼柄は子孫に受けつがれることなく、彼らは絶滅している。