「絶滅した生き物たちが、自ら絶滅理由を語る」というユニークな本が話題になっています。それが、80万部のベストセラーとなった『わけあって絶滅しました。』です。
9月15日放送の朝日放送『おはよう朝日です』(おは朝)でも紹介され、まさかの絶滅理由に出演者たちからは驚愕の声が続出。
本書で紹介しているのは、「やさしすぎて絶滅」「アゴが重すぎて絶滅」といった、思わず「なんで!?」と聞き返したくなるような絶滅理由。
強い生き物も、圧倒的に繁栄していたものも、絶滅してしまう。そんな世界の理不尽さに「他人事とは思えない」「人生の教訓になった」と共感する人も多いようです。今回はシリーズ第3弾の『も~っと わけあって絶滅しました。』から、クイズ形式で内容を紹介します。

Q:筋肉質でパワー抜群の「ダイアオオカミ」は、なぜ滅んだ?

およそ9400年前まで、北アメリカや南アメリカに生息していた「ダイアオオカミ」。現在のハイイロオオカミよりもやや大きく、体長は1.4mほどもありました。絶滅したゾウなどの大型草食獣を狩るハンターです。

さて、ハイイロオオカミは生き残り、ダイアオオカミは絶滅したわけですが、それは一体どんな理由だったのでしょうか?

A:絶滅理由⇒「獲物まっしぐらで絶滅」

『も~っと わけあって絶滅しました。』では、その絶滅理由をレース実況風に説明しています。
 
★さあ、レースもいよいよ大づめです。獲物を目指してデッドヒートを繰り広げるのは2匹の野獣! 自慢のパワーで猪突猛進のダイアオオカミと、冷静な判断力がもち味のハイイロオオカミだーっ!
◉これはどちらが勝ってもおかしくありませんね~。
★おっと…!? 獲物が沼にはまっているうっ! 絶好のチャアアンス!
◉これは先に飛びかかったほうが勝ちですよ~!
★両者横並びのまま沼に到着ぅ! 先に跳んだのは…ダイアオオカミだああっ!
一方ハイイロオオカミは…様子をうかがっているぅ!
◉これは思い切りのよさが明暗を分けましたね~。
★勝利の雄たけびをあげるダイアオオカミ! 非常に晴れやかな表情で獲物に食らいつきます…が、おっと?
沼がドロドロで動けない! な、なんとまさかの展開で獲物とともに沈んでいったああーっ!

ちょっと解説

ダイアオオカミには、警戒心があまりなかったようです。

彼らの化石が天然アスファルトの沼からよく見つかるのは、沼にはまった獲物に飛びかかり、いっしょに沈んだ結果だと思われます。

動きのにぶい大型草食獣が多かった時代には、彼らの「がむしゃらに突っこむ」狩りのスタイルが成功をおさめましたが、大型の獲物が減ると、それが不利に働き絶滅したのでしょう。

さて、次に紹介する生き物も、まさかの絶滅理由です。