(2)所得税を調べる

 次に見ていくのは所得税です。「源泉所得税 表」と検索してでてくる、国税庁の「源泉徴収税額表」を開きます。開いたページのうち、給与所得の源泉徴収税額表(月額表)のpdfページを開いてみましょう。

 先ほどと流れはほぼ同じなのですが、今後は社会保険料控除後の金額で確認します。つまり「24万0408円」をもとに該当する欄を探していきます。

 一番左の「その月の社会保険料等控除後の給与等の金額」の欄から該当の金額を探し(24万0408円のため、「239000円以上242000未満」の欄を確認します」)、「甲」欄の「扶養親族等の数」が0人の箇所をチェックすると、6210円であることがわかります。

「えっ、これだけ…?」転職で“想定外の年収ダウン”を防ぐ「手取り年収」の見極め方国税庁「源泉徴収税額表」(https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2023/data/01-07.pdf)より引用

 ここまでで、額面28万円の場合のシミュレーションとして、社会保険料が3万9592円、所得税が6210円ということになります。

 さらに、雇用保険料と住民税もあります。