狂乱バブル ホテル大戦争#22Photo:sakchai vongsasiripat/gettyimages

宿泊客のリピートを増やすのに効果を発揮するのがロイヤルティープログラム、つまり会員制度だ。読者が最も愛用している、そしておすすめしたいプログラムを展開するホテルはどこか。特集『狂乱バブル ホテル大戦争』の#22では、読者が最も愛用している外資系ホテルの会員プログラムのランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

外資系のロイヤルティープログラムは
会員特典が満載

 ホテルの魅力の一つがロイヤルティープログラムだ。会員価格の宿泊料金はもちろん、部屋のアップグレードやレートチェックアウトに加え、ポイント制度や会員限定イベントなど、会員特典を目当てに宿泊する人は多い。

 このロイヤルティープログラムに引きつけられるのは宿泊客だけではない。

 例えば、世界最大のホテルチェーンである米マリオット・インターナショナルが展開するマリオットボンヴォイは、世界で2億人以上の会員を有し、自社で展開するホテルへの太いインバウンド送客システムを持つ。

 強力なロイヤルティープログラムこそ、インバウンドを取り込むべくホテル開発を計画する日本のデベロッパーや外資系ファンドなどのオーナーが、こぞって外資系ホテルを誘致する理由だ。

 では、宿泊客の間で支持されているロイヤルティープログラムは、果たしてどこか。ダイヤモンド編集部は、読者を対象にホテルのロイヤルティープログラムに関する調査を初めて実施した。

 2024年6月中旬~下旬に、読者(ダイヤモンド・オンライン有料会員、無料会員、週刊ダイヤモンド定期購読者)を対象に、またウェブ上で「ホテル・旅館についてのアンケート」を実施。読者・ウェブの合計471人から回答を得た。

 外資系ホテル、国内シティーホテル、国内ビジネスホテルの3部門について「最も愛用しているロイヤルティープログラム」を聞いた上で、「最もお薦めしたいロイヤルティープログラム」も尋ねた。

 次ページからは、「最も愛用しているロイヤルティープログラム」の外資系ホテル部門ランキングをお届けする。