（4）週末への影響を最小限にする
『中高年リスキリング これからも必要とされる働き方を手にいれる』（後藤 宗明／朝日新聞出版）
これまで述べた（1）～（3）はなかなか実行が難しい側面もあります。しかし、多くの方にとって週末は自分がコントールできる時間です。そのため、週末のやる気を維持し、パフォーマンスを最大限発揮させるために、私がやっていることをご紹介します。それは、「月曜の午前中と金曜の午後に気の進まないミーティングをいれない」というルールです。これを守るようになってから、だいぶ週末の時間の過ごし方が変わりました。
特に大切なのが、金曜の夕方に、明らかに憂鬱になる相手との打ち合わせを絶対にしないことです。相手からの影響を全く受けないという方、仮にそういうことがあっても大丈夫という方は除きますが、金曜の午後の時間の過ごし方は重要です。
自分で予定をコントロールできない場合にも、いろんな理由をつけることで2回に1回でも避けられれば、1カ月のうちの半分の週末はハッピーな気持ちで過ごせる、というふうに考えて対策するとよいかもしれません。
逆に、金曜の午後、夕方に、「この人と話すと元気になる」「この方と話すと刺激を受ける」といった人とのアポイントをいれると、とてもよい週末の時間を迎えることができます。
