関西学院大学に通う学生に聞いた「本音で一言!」 

 ここで、関西学院大生に聞いた「本音で一言!」を紹介する。

「校舎もきれいですが、クリスマスのシーズンはイルミネーションが感動的。クリスマスの多彩なイベントも楽しめます」(人間福祉学部生)

「法、経済、商、総合政策などの学部は社会や地歴公民などの教員免許しか取得できない大学が多いが、関学では中高の英語の教員免許も取得できる。だが、教職科目を取るのは大変」(商学部生)

「遊びに流されやすい環境だと思うし、楽しい大学生活は送れると思う。ただ、キャリアプランや就職に早いうちから手を打たないと、関関同立だからといって特別有利になることはない」(社会学部生)

「ゼミは大学生活をいかに送るかを左右する非常に重要な要素。内容の充実度や厳しさは担当教授によって差が激しいので慎重に情報集めを行うべき」(社会学部生)

「設備は充実しているが、自分からやりたいと向かっていかなくては活用できずじまいで終わってしまう校風。逆に何かやりたいことがあれば非常に充実している」(文学部生)

「自主的に動けない人や、自主的な研究を面倒くさいと思う人はやめたほうがいい」(商学部生)

「総合政策学部は勉強がしたい人にはおすすめだが、軽い気持ちだと勉強の厳しさにつまずきます」(総合政策学部生)

「ほとんどみんなおしゃれに気を遣っている。たまにファッションで疲れる」(文学部生)

 関学生の印象を一言で表現するなら「みんな真面目」である。世間的には遊んでいると思われている関学生だが、実は関関同立のなかではダントツに真面目なコメントが多い。「遊びに流されやすい環境」といったコメントもあるとおり、神戸は本当に魅力的な街である。そのため、遊ぼうと思えばいくらでも遊べるし、いわゆる大学生らしいことは全部できる。

 ただ、それに流されてしまうか、ほどよく遊ぶ程度に留めるかは学生次第で、コメントを見る限りは「自分を律する」ことが正解のようだ。

 そんな真面目な生徒が多いこともあり、関西ではまだまだ人気校のひとつだろう。加えて上京志向の強い関西の受験生に伝えたいことは、中途半端に東京郊外の大学に来るよりは関西学院大学にいったほうがよっぽど東京っぽい学生生活が送れることをここで強調したい。それほどに関西学院は関西のなかでも経路が異なる特徴的な大学だ。