「狼狽売りはしないけれど、怖くなって積立をストップした。株価が好調になったら、また積み立てを再開するつもり」

 暴落後に積立をストップすることも、「やってはダメなこと」だ。

 積立投資の別の言い方は「定時定額購入」。毎月、決まった日に同じ金額で買い続ける行為のこと。株価が下がった時は高い時よりもたくさんの口数の株を買うことができ、反対に株価が高い時は買える口数は減る。つまり、下がった時に口数を多く買っておけば、その後、株価が上昇した時にお金を増やすことができる。

 先のグラフでは、2013年ごろからグッと資産が増えているが、株価暴落の後、積立をストップしていたら、この運用結果にはならない。積立を継続したからこそ、お金を増やすことができたのだ。

 また、投資初心者向けのセミナーの講師を務める際、次のことを必ず話している。

 積立投資をしている時、○○ショックのような大暴落が起こったら…

◆びっくりして売ってはいけない
◆積立をストップしてはいけない

 みなさんもグラフを目に焼き付け、2つの約束事をぜひ覚えておいてほしい。