わずか1カ月弱で株価は25%も減少
新NISAを始めたばかりの投資家が大打撃

 最初に、今回の暴落について「何が起きたのか」を確認してみましょう。

 ちょうど今日から1カ月前の金曜日、7月12日の日経平均は4万2224円と過去最高値に到達し、「夏休みが終わる頃には4万5000円超えかな」と思わせるほど好調でした。

 その期待に反して、それから株価は月末に向けてだらだらと下げ続けます。アメリカではトランプ大統領候補が中国への制裁をちらつかせ、マグニフィセントセブンは好業績を発表しても株価が下がったりと不安定な展開が繰り広げられました。

 そして日本では運命の8月5日、終値が3万1458円まで下がる大暴落の日を迎えました。わずか1カ月弱で株価は▲25%も減少したことになります。これは新NISAを始めたばかりの投資家にとっては大打撃という事件だったでしょう。