「退職代行を使うなんて最低!」「単なる情弱ビジネス」ブチギレる昭和世代が見落としている視点写真はイメージです Photo:PIXTA

労働者本人の代わりに職場に退職の意思を伝える「退職代行サービス」が大盛況と話題です。「マナーが悪い!」「単なる情弱ビジネス」との声も一部で上がっていますが、本当にそうでしょうか…?実は、批判する人が見落としている視点があるのです。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)

退職代行が大盛況!
「マナーが悪い」との批判もあるが…?

 五月病という言葉がありますが、今年5月、退職代行サービス会社が何度かメディアで取り上げられました。この時期、新卒社員の退職代行依頼が多いというのです。

 若手社員の4割が20代のうちに転職する時代ですから、その中には配属ガチャで嫌気がさして速攻で会社を辞める人が出てくるのも時代の流れかもしれません。

 ただ、「辞めるのであれば自分から言い出すべきだ」という意見があります。退職代行会社を使うというのはマナーが悪いと考える管理職は少数派ではありません。その考えは正しいのでしょうか?今回はこの問題を記事にしたいと思います。