25年参院選で医師会候補は圧倒的に集票できるのか?医療系4団体の火花【医師・歯科医師・看護師・薬剤師】日本医師連盟は日本医師会の政治団体 Photo:PIXTA
*本記事は医薬経済ONLINEからの転載です。

 自民党は7月25日、党本部で選挙対策本部会議を開き、25年7月の参院選の第1次公認候補として選挙区28人(現職25人、新人3人)、比例代表17人(現職11人、新人6人)の計45人を決定した。

 注目されたのは、比例代表の新人、釜萢敏氏(日本医師会副会長)の処遇だ。党の内規で定める「70歳定年制」の適用を特例で免除したうえで公認した。

 釜萢氏は日医の政治団体「日本医師連盟」の組織内候補。1953年7月5日生まれの71歳で、その年齢自体は、党内規の70歳定年に引っ掛かってしまう。しかし、内規では「(自民党)総裁が国家的有為な人材と認めた者、または支持団体が余人をもって代え難い候補者と決定し、総裁がこれを認めた者については選挙対策本部会議の議を経て特別例外的に扱うことができる」と定めており、釜萢氏はこれに該当すると判断された。果たして、釜萢氏は1年後の選挙でどれだけの票を集めることができるのだろうか。