30代で気をつけたいお金の使い方
ここからは、30代で気をつけたいお金の使い方について考えていきましょう。ライフイベントに応じて家計が大きく変わる年代でもあるため、(1)独身の場合、(2)既婚の場合の2パターンに分けて解説します。
(1)独身の場合
独身と一言で表しても、まだ結婚を考えていない方、結婚を考えている方、未来のことはわからない方というように、選択肢は様々です。
独身の場合、まずは何かトラブルがあったときに自分でどうにかする必要があります。そのためにも、土台としての資産形成をしておきましょう。20代の感覚でただお金を使うままというのはやめて、お金の管理をすることが最優先事項です。
「ざっくりとしか貯金をしていない」という方は、貯金用口座を整えて、普段使用するお金と貯金を明確に切り分けましょう。今の自分の貯金額が可視化できるようにしていくことが大切です。
収入額によって毎月貯金できる金額は異なってくると思いますが、先取貯蓄と後取貯蓄をミックスし、ある程度余裕があるなと自分で思えるようになるまでは、できる限り多く貯めていくことを目標にしていきましょう.
また、備えとして、改めて医療保険なども検討しましょう。年齢を重ねるにつれて、病気のリスクも高まります。30代は保険の見直しをする良いタイミングです。保険料と保障内容を確認し、再度自分に合っている保険を探す時間も取りましょう。
独身の場合、自分が働けなくなった際などの資金繰りも基本的には自分自身の力でしていかなければなりません。ある程度まとまった余裕資金を準備できるよう、ただお金を使うのではなく、管理、貯金、備え、そして後からお話しする資産運用などにもお金を回すようにしてみてください。