炭水化物を主な成分とする食品でも、そばやスパゲッティ、米などには意外なほどトリプトファンが多い。
また、トリプトファンからセロトニンを作る際には、ビタミンB6が必要となる。多く含まれているのは魚や大豆製品、バナナ、キウイフルーツなど。なかでも牛乳とバナナは味の相性がいいので、ミキサーにかけてバナナシェイクを作り、毎朝飲むのもいいアイデアだ。
ホップの香り効果が眠りを誘う!?
ビールはうまいだけではなかった
1日の疲れを癒してくれるお酒。適量を守ることができるのなら、リラックス効果を得るために楽しんでもいいだろう。睡眠薬代わりの寝酒ではなく、料理とともに飲む晩酌に限るのはいうまでもない。
お酒にもいろいろな種類があるが、晩酌をうまく快眠につなげる人は、ビールをよく飲んでいそうだ。ビールの香りづけに欠かせないホップは、じつはヨーロッパでは薬草の一種。緊張や不安をやわらげる効果が知られており、乾燥させたホップの花はハーブピローとして枕の材料にも使われてきたほどだ。
気持ち良く眠るために、夕食でビールを飲むのは問題ないだろう。ただし、あくまでも適量の範囲内にしよう。厚生労働省によると、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は、ビールなら男性で中瓶(500L)2本以上、女性は1本以上としている。