中学受験のプロが教える、志望校の合否を分ける「勝負科目」の見分け方とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

中学受験の志望校が具体的になってくると、意識するのが「過去問」だ。多くの塾は、小学6年生の秋から過去問演習を勧める。解き始めてぶつかる悩み11問への対処法について、実際に寄せられたお悩みに前後編でベテラン講師がズバリ解説。後編では、塾にありがちな「最新年度の過去問を1月に解く」指導の真意や、何年分解けばいいのか、「勝負科目」の見分け方など5つの質問にお答えする。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)

<前編から読む>

最新年度版の過去問は1月まで
解かずにとっておくべき?

【前編】に続き、塾の保護者や生徒から実際にいただいた「過去問」に関する質問にお答えします。塾の方針ややり方、お子さんの志望校、学習状況はまちまちですが、「これは得点力向上に即決するだろう」「お役に立てるはず」と思われるものを厳選してお伝えします。